去年の年末につみたてNISAを始めました。もちろん投資ははじめてです。投資用の口座開設や一般NISAとつみたてNISAの違いなど、調べたことをまとめます。
初心者のNISA紹介です!参考までに
30代、子持ち、老後の不安から投資はじめたよ
投資に興味を抱いたのは、去年の秋、主人が転職した頃でした。
2014年にNISA制度が開始した時はとても話題になりましたが、イマイチ興味が湧かず詳しく調べることもしなかったのですが、いざ調べてみるとNISAの他にもつみたてNISAやiDeCo(イデコ)など税制が優遇されている資産形成方法がいろいろあることを知りました。
結果から言うと、私が始めたのはつみたてNISAとiDeCoです。この2つは、投資初心者用にはおすすめです。
iDeCoについては、別の記事で書くよ〜
NISAって何? どこがお得なの?
NISAとは、少額投資の非課税制度のことです。少額から投資を始めようという投資初心者向けの制度になります。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
金融庁ホームページ「NISAとは?」より
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
NISA口座には非課税期間と年間投資額の上限が決めれられており、NISA口座を利用して出た利益に対して非課税になります。
NISA口座は20才以上であれば、一人一口座持つことができますが「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらか1つしか持つことができません。
一般NISAとつみたてNISAの違いをお説明するよ
NISAとつみたてNISAの違いとは
では、続いては一般NISAとつみたてNISAの違いについてまとめます。
結論からいうと、つみたてNISAは初心者向け、一般NISAは投資の知識がある人向けです
積み立て可能額
大きな違いの一つが「年間の積み立て上限額」と「累積積み立て可能額」です。
一般NISA
一般NISAは年間120万年までの投資元本を拠出でき、5年間に渡って5つの投資枠を持てます。つまり年間120万円×5年間=600万円まで投資元本を拠出できるのです。
つみたてNISA
一方、つみたてNISAは、年間40万円までの投資元本拠出でき、20年間口座を持つことができます。累計の拠出元本上限は、年間40万円×20年間=800万円です。
年間40万円以上投資したい人は一般NISA、コツコツ投資したい人はつみたてNISA
非課税投資期間とロールオーバー
非課税投資期間は、先に説明した通り一般NISAが5年間、つみたてNISAが20年間です。
一般NISAの場合、投資をした年から5年目の年末まで。5年の間に利益確定をかければ、それが全額非課税になります。
しかし、一般NISAの場合のみロールオーバーという制度があり、最大10年まで延長が可能です。これは、売却していない資産を6年目に新しいNISA口座に移管できるというもの。
新たなNISA口座に移管することで、さらに最大10年間非課税のメリットを受けられます。
一方、つみたてNISAにはロールオーバーの制度はありません。こちらの非課税期間は20年が最大となっています。
ロールオーバーすれば一般NISAを最大10年まで延長できるよ
投資対象商品
投資対象商品は、一般NISAの方がずっと幅広いため、投資の知識がある人には一般NISAがおすすめ。全く投資の知識がない人にはつみたてNISAがおすすめです。
一般NISAは、個人向け国債などの一部商品を除く多くの商品をカバーしています。現物株式やETF(上場投資信託)、投資信託、REIT(不動産投資信託)など種類が豊富なので、知識のある人は「一般NISA」を選んだ方がいいと思います。商品選択の幅が広いので、一括投資も積立投資も選択できます。
株式優待は元々税金が取られないから、優待目的ならNISA以外の口座を使った方がいいかも
一方、つみたてNISAは、その名の通り積立で毎月コツコツ資産形成する制度です。運用できる商品は限られていて、金融庁がセレクトした100本程度の投資信託のみとなっています。
限られた商品の中から投資商品を選択しますが、つみたてNISAの場合は長期間の投資を前提としているので、「手数料」の低いものを選ぶと良いと思います。
つみたてNISA投資信託商品の選び方
つみたてNISAで選べる投資信託は100本程度と限られていますが、投資の知識がないとここから選ぶのも一苦労です。
先にも書きましたが、大前提は「手数料」が少ないこと。あとは、リスクとリターンのバランスを考えて選ぶようにしました。
つみたてNISAで選ぶ投資信託の選び方をちょこっと解説するよ
アクティブ型とインデックス型の違いは?
アクティブ型とインデックス型の商品を表にしました。
アクティブ型は、指標より高い成果を目指す分コストもリスクも高くなります。インデックス型は指標程度の成果を目指すので、アクティブよりもコストもリスクも低めに設定されています。
実際の運用実績は、運用会社によって異なりますがアクティブ型が優位?といった感じ。
運用成果 | コスト | リスク | |
インデックス型 | 指標と連動する成果を目指す | 低い | 低い |
アクティブ型 | 指標を上回る成果を目指す | 高い | 高い |
コストの低いインデックス型orリターンの期待できるアクティブ型
リスクが高いほど、リターンに期待?!
投資信託には様々な商品がありますが、主に「株式」「バランス型」「債券」。そして、「新興国」「先進国(日本を除く)」「日本国内」という地域別で投資リスクとリターンが考えられます。
一番リスクとリターンが高いのが「新興国株式」、一番リスクとリターンが低いのが「日本国債」という考え方ができます。
あとは、地域には全米とかもあるよ
リスクとリターン | 高 | 中 | 低 |
種類 | 株式 | バランス型 | 債券 |
地域 | 新興国 | 先進国・全米 | 日本国内 |
※表は、ちばぎんブログ「つみたてNISAの平均利回りは?ファンド選びで重要な3つのポイント」を参照
私が選んだ商品は、先進国株式(日本除く)と全米株式、日本国内株式の3種類。
全てインデックス型です。
つみたてNISA 証券会社の比較検討
続いて、証券会社につみたてNISA用の口座を開設します。私が検討した証券会社は老舗の「松井証券」とポイントが投資に使える「楽天証券」です。
つみたてNISAの金融機関はつみたてNISA総合ガイドで確認できます。
手数料 | インデックス型投信 | アクティブ型投信 | 最低購入額 | |
松井証券 | 無料 | 123本 | 12本 | 100円 |
楽天証券 | 無料 | 130本 | 13本 | 100円 |
松井証券は、株主優待で有名な桐谷さんが「初心者におすすめ」していました。また、楽天証券も楽天ポイントで投資ができるなど、投資のハードルがグッと低くなるサービスを提供しています。
また、ネットで投資するのであれば画面の見易さや使いやすさも重要だと思います。証券会社のHPにアクセスして使いやすいものを選ぶのもいいかもしれません。
各証券会社のHPで投資のシュミレーションもできるよ
はじめて半年、利益は出たか?
2018年の年末に証券会社の口座を開設し、実際に投資を開始したのは年明けから。ここ半年での損益は+1,491円です。
投資額は毎月9000円。もっと多く投資していれば利益も出ると思いますが、現在はこれでいいかな?と思っています。
iDeCoも同時に始めたからね!
同時期につみたてNISAとiDeCoに申し込み、旦那の企業型拠出年金も始まりました。もう少し投資の勉強をしてから、今後の資産形成について考えて行こうと思います。
状況が変わったら追記します!
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