前作『君の名は』で脚光を浴びた新海誠監督、新作『天気の子』にも期待が高まっていますね!2019年7月19日の公開初日に観てきました!
家出少年ホダカと天気を変えられる不思議な少女ヒナの物語。
私の感想は。。。
正直、期待しすぎたかな〜
※ネタバレを含みます。まだ映画を見てない方は回れ右!
新海ワールドは健在! 美しい自然描写と雑然とした街の表現力
映像の美しさは流石の新海監督です!
素敵なシーンがてんこ盛り!
雨や晴れ間、雲の動きなど空の美しい描写には見惚れてしまいました。花火も本物の花火に劣らぬ美しさ。
また、今回は都会の雑然とした風景も丁寧に描かれています。
廃墟ビルや歓楽街、雑然と書類が積まれたオフィスなど。リアルな街の顔も描かれていて、都内の編プロで働いていたボロ雑巾時代を思い出させてくれました。
スガさんの汚いオフィスが妙に落ち着く感じ、分かる〜
極端な対比・対立に心がざわつく
観た後の感想は、夫も私も「ちょっと引っかかるよね〜」でした。
雨と晴れ、大人と子供の対比や対立が極端で、ちょっとした偏見を感じてしまいました。
特に気になったのは、「大人と子供」の対比。対比と言うより対立かな?
屋上に行こうとする少年を必死で止める大人たち。あそこまでするの不自然な気が。。。
スガさんの心の葛藤をもう少し丁寧に描いてくれたら、もっと共感できたかもしれません。
スガさんの涙にはグッときたんだよね
「君の名は」の設定にちょっと似てる? 疑問の回収ができずにモヤモヤ
物語の中に「鳥居」が出てくるのですが、「ココがあっちの世界との入り口ね」っていう設定がすぐにわかってしまいました。この時点で結末の予想がついてしまったので、物語に入り込めなかったのかも。
もう一捻り欲しかった〜
あと、疑問が残る設定もいくつかありました。
物語全体では晴れが好まれる描写が多用されていたのですが、物語冒頭で主人公が雨の中に飛び込んでいくシーンがありました。その時だけは、『雨』をすごく喜んでいるように感じたんです。
でもそれ以降、物語の中で主人公の『雨、大好き』感は出てきません。最初は、『晴れ女』と『雨男』の設定かな?と思っていたのですが、どうやら違ったかな?
あのシーンにはどんな意味があったんだろう?
「ずっと雨が降り続けている理由」もどこかでわかるのかな?と思っていましたが、解らずじまいで結局最後まで雨が降り続けます。
色々な疑問がそのまま残されてしまって、モヤモヤの残る印象です。
何度か見直せば、いろいろと理解が深まるのかも
「君の名は」のキャラ出し過ぎでは、、、瀧くんからはスイカのおもてなしも
作中には、「君の名は」の瀧くんや三つ葉、テッシー、さやか、四つ葉が登場します!
テッシー、さやか、四つ葉の登場はさりげなくて良かったのですが、瀧くんと三つ葉ちゃんはちょっとサービス過剰な印象。
瀧くんからはスイカのおもてなしまで!
映画の後の会話が、ほぼ『君の名は』の話になってしまって、『天気の子』の内容忘れそうになりました。
『君の名は』のファンを離したくない!っていう気持ちがヒシヒシと伝わってきてしまいました。
君の名はのファンには熱いけど
感動した『家族愛』感じるシーン
批判が多めになってしまいましたが、家族の絆を感じるシーンではウルっときました。ヒナとナギの姉弟愛や、スガさんの奥さんや子供を思う気持ちとかが伝わるシーンには涙が出そうでした。
ナギのセリフには涙が出そうだった
逆に主人公の家族に対する描写がほとんどなかったことは気になったけれど、、、。
あえて描写しなかったのかな??
疑問は多々残りましたが、楽しめる作品でした。あまりハードルを上げ過ぎずに観たら満足できると思います。
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